事実の力 実在する力 

心の苦しみから抜け出してわたしを生きる    Taro

1章 心の苦しみから抜け出す8

8心の苦しみから抜け出してわたしを生きる

 

事実に沿って生きる 実在する世界に生きる

実際に起きたことや実際に存在すること、事実を重視して実在する世界に生きるようになると思い込みや空想、「もしこうだったら」という仮定、頭の中の世界、観念の世界に没頭することは減ります。頭の中の過去と未来はあまり重要ではなくなります。あなたは実在する世界、「今ここ」という限られた唯一の空間を生きるようになります。ここではないどこか、例えばインターネットやテレビの世界に没頭することも減るかもしれません。わたしの体は今までも「今ここ」という空間にありました。それでもわたしの意識はここではないどこかに、今のわたしではない誰かに向いていました。わたしは他人の批判や否定に多くの時間と労力を費やして来ました。わたしは目標や理想の中に生きていました。改善傾向の強いわたしは「今の状態ではダメだ」と、今のわたしを無意識のうちに否定して来ました。わたしは今ここに実在する唯一のわたしを蔑ろにして来ました。わたしは「今ここ」という限られた唯一の空間にしか生きることができません。計画をしたり、予定を立てたり、理想を掲げることも大切です。それでも今ここに実在する唯一のわたしに重点が置かれない限り、それらは単なる絵空事です。

事実を重視して実在する世界に生きるようになると比較の世界に耽ることは減ります。「すべては唯一無二の存在である」という事実を生きるようになります。わたしたちは比較の対象を持たない、普通、平均、一般、標準とは無関係の唯一無二の自分を生きるようになります。わたしたちは自分の仕事をするようになります。わたしたちがわたしたちでありながら成長して行きます。

 

2章を始める前に

わたしがこれから話すことは当たり前のことかもしれません。すでにありのままの心で生きている人にはあまり価値のない話です。わたしには事実が見えませんでした。事実が見えずに心を暗くして来ました。わたしたちは事実ではないことを事実のように、実在しないことを実在するように見て、苦しむ傾向にあるようです。わたしたちは今一度事実を自覚する時に来ているようです。心を解放してわたしたちを生きる時に来ているのかもしれません。わたしたちが唯一無二のわたしたちを生きるには、まず心を自由にする必要があります。あなたは自由な心を持っていますか?心の中で不自由を感じているとすれば、それはなぜでしょう?