事実の力 実在する力 

心の苦しみから抜け出してわたしを生きる    Taro

おわりに

人事を尽くして天命を待つ

最後にもう一度簡単に振り返りたいと思います。唯一無二の自分を生きるにはどうすればいいのでしょう?わたしたちにできることは何でしょう?

それは自分の中に、自分を不幸にする自我があることを自覚することです。そして自我のなすがままにしないことです。負の感情や思考が現れてもなすがままに同調しない、空想世界に引き込まれても、自分を堕落させるような空想にいつまでも耽らないことです。自分の判断、思考に執着しないことです。言い換えれば、「思い通りでなくても構わない」と思えるようになることです。

思い通りでなくても悦びを感じられるようになることです。実在する物事を固定観念や常識をできる限り入れずにありのままに見ること、事実をありのままに受け入れることができれば、受けている恵みや学びに気づきます。そこに感謝が生まれます。

自分の本心と向き合い、本心から自分が求めていることを自覚することです。

悦びを追求して生きることです。当てにできる感情は悦びの感情だけです。悦びはわたしたちに備わった自然傾向を表しています。悦びを追求しているうちにわたしたちの信念と思考はわたしたちに調和したものになって行きます。自然に唯一無二の自分が強調されて行きます。

最大限に尽くす時に物事は達成に向かいます。わたしたちが尽くす場所、生きる場所、意識の置き場所は今だけです。最大限に尽くした後はわたしたちよりも頼りになるものに任せます。思い通りになるかどうか、そのことに執着せずに信じることです。それがわたしたちにできることです。

 

元いた場所に帰る

わたしは遠回りをして来たのかもしれません。それでもわたしの理解、意図、自覚は当てになりません。わたしには遠回りに思えるだけかもしれません。わたしは元いた場所に帰ろうとしているのかもしれません。それでも実際に帰る訳ではありません。意識の上で帰ります。わたしはありのままのわたしに、わたしにはじめから備わっていた自然傾向に、わたしにはじめから備わっていた心の力に、わたしがはじめからいた「今ここ」という場所に、わたしがはじめからいた自然に、宇宙に、世界に、肉体を持ったわたしが忘れていたわたしに帰ろうとしているのかもしれません。