事実の力

わたしの経験があなたにも当てはまるなら

スタンダードが手に入らない

わたしが欲しいものはスタンダード

特別なものは要らない

スタンダードを手に入れるだけでいい

それでも、なかなか手に入らない

人によって言うこと、することが違う

微妙に違うこともあれば、全く違うこともある

一体どこへ行けば、見つかるのか

わたしはスタンダードだけで構わないのに

 

わたしは普通でいい

世間一般の、平均的なものが欲しい

みんなのような理想的な幸せのかたち

それでも、なかなか手に入らない

まだまだ、みんなには追いつけない

わたしだけが置いて行かれる

わたしは普通で構わないのに

 

スタンダード、普通、一般、平均

空気のように、水のようにありふれたもの

それでも、どうして手に入らないのだろう

掴めそうで掴めない

それはどこにあるのだろう

どうして、わたしはそれを追うのだろう

 

わたしの中にある何かがわたしの眼を眩ませる

実在しないもの、言い換えれば、幻

幻を実在するものに見せかける

 

スタンダード、普通、一般、平均

空気のように、水のようにありふれたもの

それでも、決して手に入らない

それは実在できないから

頭の中にしかない観念だから

だから、見つからない、掴めない、手に入らない

追いかけた末に、わたしは疲れてしまう

 

どうして、こんな事になったのだろう

原因はわたしの中にある何か

わたしの基礎をなすもの

わたしの中にある、ワタシという自我

ワタシという自我の一側面、性質、傾向

それは実在するもの、事実に基づけないということ