事実の力

わたしの体験があなたにも当てはまるなら

エイリアン

地球外生命体が登場するスペクタクル映画

必ずと言っていいくらい

地球外生命体は地球を侵略しようとする

わたしにとって分からないものは恐怖でしかないのだろう

 

わたしは目が悪い

だから、「見えないものは存在しない」とは言えない

わたしは鈍い

だから、「感じられないものは存在しない」とは言えない

わたしは頭が悪い

だから、「理解できないものは存在しない」とは言えない

わたしという網の目は粗い

素通りしてしまうものがたくさんある

例えば、ニュートリノ

例えば、携帯電話の電波

この宇宙空間の大部分を占める物質

例えば、ダークマター

わたしにはそれが分からない

 

わたしの脳細胞は銀河系の星の数でできているという

精巧に創られた機械

それでも、捕えられないものがある

わたしの肉の眼には映らない

わたしの肉の体では触れることのできない

この数%の脳細胞では想像することさえできない

経験したことのない得体の知れない脅威

それがこの広大な世界にあるとは想えないだろうか

わたしの自覚を越えて

わたしの身近にあるとは想えないだろうか

 

仮に脅威があったとして

わたしはずっと守られている

なぜなら、わたしはここにいるから

わたしは得体の知れないものに守られている

わたしよりも進んだ存在がわたしを侵略するのではなく

得体の知れないやり方で守ってくれている

わたしの進化を助けてくれている

わたしはこういう風に考えてもいいと思っている

 

あなたはこう言うかもしれない

「気味の悪いことを言うな」

それでもわたしは一向に構わない

脅威があろうと、なかろうと

わたしよりも進んだ存在がいようが、いまいが

助けがあろうと、なかろうと

何も不自由はしない

何も変わらない

これまでも、今もわたしはここにいるのだから