事実の力

わたしの経験があなたにも当てはまるなら

囚われの身

わたしは囚われの身

わたしはもうひとりのわたしに囚われている

もうひとりのわたし

それは言葉にしづらい

言葉にした途端、如何わしくなるから

言葉はそれを表す仮のもの

敢えて言うなら、それは形に見えないから、魂のわたし

このわたしは魂のわたしに囚われている

わたしの命を握るのは、彼の方

わたしを生かすも、殺すも、彼が決めること

 

今、わたしは生きている

肉体を持って生きている

魂になるのは死んでからだろう

肉体のわたしがいて、同時に別のわたしがいる?

あり得ない

かつてのわたしは一笑に付しただろう

 

お天道様は見ている

神様は見ておられる

だから、やましいことをしてはいけない

あの日の体験で、わたしはもうひとりのわたしに出会った

最初で最後になるだろう、その姿を見せてくれた

体験の後、わたしの肉の眼には映らなくても、確かに感じている

もうひとりのわたしが見ている

わたしの一挙手一投足

わたしの心の動き、思考を見ている

わたしが道から外れていないか

仕事をしているか、見ている

わたしの仕事

それは、ありのままのわたしで生きること

 

時に彼は積極的に介入する

優しい脅迫をする

彼はわたしの嫌がることを知っている

嫌がることをちらつかせて、わたしを導く

またある時には、わたしを谷底に突き落とす

愛の鞭を振るう

すべてはわたしを思い出すため

 

わたしの旅は自分を思い出す旅

わたしが無意識に探し求めているもの

それはありのままのわたし

肉体のわたしは自分を知らない

魂のわたしは知っている

生まれる前も今もこれからも、ずっとわたしだから

彼はわたしらしさに照らして

わたしに相応しい経験を用意してくれる

どんなに厳しくても、どんなに苦しくても

後になると分かる

振り返った時に過去の点と点が繋がる

それはわたしがずっと求めていたもの

他人には決して分からない

わたしさえ忘れていたもの

だから、今までよりは寛いでいられる

他人の目にどう映ったとしても

わたしの最期は惨めではないから

これはわたしのために用意された人生

わたしのことをわたし以上に知っている

わたしが用意した人生だから