神様へのお供物

わたしの経験があなたにも当てはまるなら

宇宙人

今日も目が覚めた

この世界を生きる許可が出た

今日はどんな仕事をするのだろう

わたしと世界にどんな経験を重ねるのだろう

それにしても眠りは凄い

昨日、蓄積したものが消えている

とても軽い

わたしは眠りの世界で何をして来たのだろう

 

日常が動き出す

自然界から社会に入って行く

義務と責任の世界

労働に追われているうちに、わたしは忘れて行く

自然界に生きていること

宇宙に生きていることを忘れて行く

無意識に太陽の恩恵を受けている

昼間はよく見える

何もかもが明確にはっきりと

それでいてよく見えない

草木や鳥の多いこの街でも

わたしには自然が見えない

太陽が燦燦としていても

宇宙を感じない

 

昼と夜の間

わたしは自然に帰って行く

明るいようで暗い

強いようで儚い

赤と黒とオレンジと紫が、混ざり合って行く

この街を染めて行く

この宇宙の何人がこの景色を見ているのだろう

次第に紫と黒が増えて来る

隠れていた星たちが見えて来る

そこが宇宙だったことを思い出させてくれる

夜風が宇宙の風に感じる

静けさが宇宙の沈黙に想える

虫の音が聞こえる

わたしは自然に帰って行く