神様へのお供物

わたしの経験があなたにも当てはまるなら

わたしの中のワタシ

ワタシは暗いものが好き

わたしをネガティブなものに惹き付ける

世界中に存在する美しいものには目もくれない

わざわざ暗いものに近づける

わたしはテレビや新聞の暗い情報に釘付け

不正、理不尽を糾弾している

不平不満、愚痴、ぼやきが止まらない

すでに在るものを称賛できず、足りないものを見ている

深刻な顔、神経質な貌をしている

大きな声で怒鳴っている

己の血を汚している

側にいる者の、味方の血を汚している

心を弱らせている

体を弱らせている

人生を暗くしている

 

ワタシは不自然、ありのままを認めない

今にしかいられないわたしが、今のわたしを認めない

今のわたしを否定している

ああなれば、認める

条件を満たさなければ、受け入れない

思い返せば、幼少の頃から変わっていない

あの子よりも上手にできた、早くできた

あの子よりもわたしは偉い!

わたしは今のわたしではない、別人になりたがる

優位であることに越したことはない

それが無理なら、劣位でも構わない

わたしは何て可哀想なのだろう

わたしは悲劇のヒロイン

 

ワタシはないものをあるように見せる

頭の中にしかないもの、観念を実在するように見せる

頭の中にしかない未来と過去を実在するように見せる

未来を今の延長、と思わせる

生きることのできない未来から不安を

生きることのできない過去から、後悔を持ち出して来る

今のわたしを不安と後悔でいっぱいにする

わたしは実在する今、ここで生きていない

頭の中の世界、未来と過去に囚われている

わたしという具体的な、リアルな個人を生きていない

観念的な、抽象的な平均、スタンダード、一般に囚われている

平均を体現している人なんかいない

一般の幸せなんかどこにも実在しない

ワタシは事実に基づけない

わたしは幻に囚われている

 

ワタシは偉い

自分のダメなところを認めない

まさか自分が間違いだとは思わない

宿主を破壊する寄生虫、悪性細胞

彼らは宿主を破壊することが、自滅に繋がることを知らない

ワタシは彼らと同じ

ワタシがわたしを苦しめている

ワタシがわたしを破壊している

ワタシがわたしを不幸せにしている

わたしはそんなワタシに気づけない