事実の力 実在する力

わたしの体験があなたにも当てはまるなら

重力

「早く自立しなさい」

「早く自立しなければいけない」

「やっと自立できた」

「わたしの力だ」

「わたしが、わたしが、わたしが」

 

車を運転している時も

友達と遊んでいる時も

誰かの力とは思いませんでした

無防備で眠っている時も

赤ちゃんでもあるまいし

「誰かに抱かれている」とは思いませんでした

うつむき座り込んでいる時

わたしは独りのはずでした

 

子どもの手を引く母のように

わたしの気づかない強さと優しさで

地球はいつもわたしの手を引いてくれました

危険な目に遭わないように

宇宙空間の遥か彼方に飲み込まれないように

空気や水や家や食べ物や犬や猫や

わたしの大切なものがどこかへ行かないように

わたしたちの気づかない強さと優しさで

地球はいつもわたしたちの手を引いてくれました

 

わたしの力ではいきがることも

悩むこともできませんでした

 

子どもたちの声がします

「おはよう、こんにちは、さようなら」

「いってきます、いってらっしゃい、ただいま、おかえり」

「いただきます、おいしいね、ごちそうさま」

「ありがとう」

 

ここは宇宙です

宇宙の中の地球です

それはただの事実です

否定したい気持ちがあるとすれば

それはどこから来るのでしょうか

ただの事実さえ見えないとすれば

それはなぜでしょうか

宇宙空間に生まれて生きていられること

そのことがどれだけ過酷なことか想像できるでしょうか

わたしたちは宇宙の子ども、地球人です

平凡な暮らしなどあるのでしょうか

代わり映えしない日々などあるのでしょうか

それでも「わたしには価値がない」と言うのでしょうか