事実の力 実在する力

わたしの体験があなたにも当てはまるなら

ユニーク

わたしは長い間、比較の中でもがいていた

自分の持ち物や出身、肩書き、自分の在り方が

自分と似た人や世間一般と呼ばれるもの

そういうものとの比較で価値のないものになっていた

 

わたしたちは同じような形をしている

鋳型を通して生まれたように

だから、比較されて来た

それでも、すべてはたったのひとつだった

ふたつとして同じものはなかった

 

想像してみよう

世界中で、この大宇宙で

違うものたちが瞬間、瞬間、一斉に違う経験をしている

無限の立体キャンパスを

違うものたちが違う経験で埋めてゆく

なんと壮観なのだろう

どうして、ふたつとして同じものはないのだろうか

どうして、同じ経験をしないのだろうか

どうして、すべては違うという事実が見えなかったのだろうか

 

わたしたちはたったのひとつ

わたしたちの仕事はこの世界でたったひとつの経験をすること

だから、比べることはできない

わたしはわたしを生きる上ですべてを知っている

わたしはわたし以外にはあり得ない

わたしはこんなことを考えてもいいのだろうか

人としてダメなのではないか

かつてのわたしはそう思っていた

 

それでも、わたしの感情、思考、行動のすべては認められている

許されている

誰に?

この世界に

だからこそ、それができてしまう

 

間違いというものがこの世界に存在するのだろうか

元々、意味を持たないこの世界に

間違いというものがあるとすれば

それはわたしがわたしでないこと

わたしがわたし以外の

なれるはずのない別の誰かになろうとすること

それでも、それは不可能なこと

わたしがわたしであることを間違えたりはしない