事実の力 実在する力

わたしの体験があなたにも当てはまるなら

やればやるほど

やればやるほど、下手になってもいいのに

やってもやっても、変わらなくてもいいのに

どうして、やればやるほど、上手くなるのだろう

歩みが遅くても、必ず少しは前進している

失敗した、頓挫したと思えても、それを新しい経験にしている

迂回した、方向転換したと思っていても

全体として見れば、前進している

八方塞がりだと思っても、気がつけば、過ぎ去っている

わたしは前進する

 

やればやるほど、下手になってもいいのに

やってもやっても、変わらなくてもいいのに

やればやるほど、上手くなる

「やればやるほど、上手くなる」

これはわたしに備わった特殊能力だろうか

あるいは、この世界の法則とでも言おうか

この世界は前進する力そのもの

だから、世界は進化する

わたしはこの世界の子ども

だから、わたしは前進する

 

それでも、わたしは事実を軽く見る

わたしに備わった特殊能力を当たり前だと相手にしない

「まだ、進まないのか」と苛立つ

形になって見えて来ないと焦る

思い通りでなければ、嫌気が差す

わたしは耐えられなくなる

怠惰になる

「もうやめた」と諦めてしまう

前に進むはずのものはそこで止まる

 

わたしはどこか調和しない

わたしは自分が分かっていない

自分の能力、自分の実態

自分を含んだ現実世界、事実の世界と調和しない

 

わたしは自分が分かっていない?

わたしにはふたりのわたしがいるのか

存在しているわたしとそのわたしを分かっていないわたし

「自分」という字がそれを表している

自らを分ける

わたしを分けるわたしとは何だろう

わたしの中のワタシ

ワタシという自己認識を越えた自我

それは事実に基づけない

ワタシはわたしとワタシは世界と調和しない