事実の力 実在する力 

心の苦しみから抜け出してわたしを生きる    Taro

孤独ではいられない

今日はわたしの誕生日です

それは敢えて両親に感謝をする日

敢えてお世話になった方々に感謝をする日です

産んでくれてありがとう

育ててくれてありがとう

支えてくれた兄弟、友達、あの人

導いて下さった恩師、先輩たち

見守ってくれた近所の人たち

ありがとうございます

 

昔、先生が言っていました

「人と人との間で生きるから人間」

関係の中で生きています

「お陰様の精神で日々感謝の気持ちで過ごさなければならない」

こういう道徳的要求を超えて関係の中で生きています

孤独ではいられません

それはシンプルな世界の仕組みです

変えられない、他に選択肢のない事実です

 

今日はわたしの誕生日です

それは敢えてお世話になった方々に感謝をする日

敢えてわたしを作っている方々に感謝をする日です

色んな人の思い

色んな人の知恵、工夫

色んな人の技術

色んな人のドラマ、人生が詰まっています

わたしを囲んでいるもののことです

わたしが身につけているもの

食べているもの

住んでいるところ

わたしが使うもの

全部わたし以外の誰かが作ったものです

わたしは恩恵の中に生きています

無自覚に受け取り、時には与えています

 

手取り足取り教わったこと

背中を見て教わったこと

相手との出来事を通して教わったこと

テレビや本、インターネット

他人の人生から教わったこと

わたしの人生に色んな人が現れます

現れて、わたしを育てて、去って行きます

彼らの意図を越えてわたしは受け取ります

わたしの意図を越えて誰かに与えています

 

世界はコントラストで出来ていると言います

対照的な一方を知ることで初めてその反対を知ることができます

わたしを長く捕らえた孤独感

わたしはその対照を知るために孤独感を知ったのでしょうか

孤独感の反対は何でしょう

関係の中に生きる感じ

全体の中に生きる感じ

一体感とでも言うのでしょうか

おさなご

人目を気にしません

徹底的に遊びます

悦びのまま手足を遊ばせます

そこに一瞬のためらいもありません

感情のままの表情があります

 

「べき、ねばならない」は実在しません

それでも敢えて言いたくなります

「大宇宙に生まれた者、ああでなければならない」と

心と体

感情と振る舞いがひとつになっています

他ということを知りません

わたしを知りません

分けることを知らずにひとつを生きています

自然そのものです

世界そのものを生きています

 

そんな美しい時は束の間です

感覚は世界から分離し始めます

自分を生き始めます

孤独感を知り始めます

「どうだ、こんなにできた」とアピールするようになります

したり顔をします

他人の顔色を窺います

比較の中で自分を知るようになります

苦しみの始まりです

もう大人の仲間入りです

宇宙人

今日も目が覚めました

この世界を生きる許可が出ました

今日はどんな仕事をするのでしょう

わたしと世界にどんな経験を重ねるのでしょう

それにしても眠りは凄いものです

昨日蓄積したものが消えています

「とても軽い」

わたしは眠りの世界で何をして来たのでしょう

 

日常が動き出します

自然界から社会に入って行きます

そこは義務と責任の世界です

労働に追われているうちにわたしは忘れて行きます

自然界に生きていること

宇宙に生きていること

無意識に太陽の恩恵を受けています

昼間はよく見えます

何もかもが明確にはっきりと

それでいてよく見えません

草木や鳥の多いこの街でも

わたしには自然が見えません

太陽が燦燦としていても

宇宙を感じません

 

昼と夜の間

わたしは自然界に帰って行きます

明るいようで暗い

強いようで儚い

赤と黒とオレンジと紫が混ざり合って行きます

この街を染めて行きます

この宇宙の何人がこの景色を見ているのでしょう

次第に紫と黒が覆って行きます

隠れていた星たちが姿を現します

そこが宇宙だったことを思い出させてくれます

夜風が宇宙の風に感じます

静けさが宇宙の沈黙に聞こえます

虫の音がします

わたしは自然界に帰って行きます

天邪鬼

笑いを否定します

遊びを否定します

癒しを否定します

難しいものを選んで近づきます

深刻な顔をしています

 

楽しそうな人たち

声の大きな人たち

遊ぶ人たち

彼らを遠巻きに見ています

「低俗だ」と呟きます

自分の方がまだマシ

「高尚だ」と鼻で笑います

 

政治の腐敗を糾弾します

「世の中は狂っている」

「最近は、近頃は」とぼやきます

明るいこと、楽しいこと

美しいことに蓋をします

重苦しいものを見つけて近づきます

難しい顔をしています

 

幸せそうな人たち

愉しそうな人たち

遊ぶ人たち

彼らを遠巻きに見ています

「世界には問題がたくさんあって現実はずっと深刻だ」

「笑っている場合ではない」

「低俗だ」と呟きます

自分の方がまだマシ

「高尚だ」と鼻で笑います

 

低俗も高尚も実在しません

この世界には元々与えられた意味はありません

解釈があるだけです

低俗、高尚、その判断基準は確かなものでしょうか

ただ気に入らないだけです

あれもこれも気に入りません

 

彼は頭脳明晰です

真っ当なことを言います

それでも彼が口を開けば周りは白けてしまいます

周りは彼を避けます、彼は独りになります

強がっても彼は寂しいものです

彼は薄々気づいています

それでも自覚はできていません

まだ核心は掴めていません

性格、心がけ、生い立ち、環境のせいではありません

言い訳に聞こえたとしても彼は悪くありません

悪いのは彼を乗っ取っている方です

わたしという単なる自己認識を越えた

自我の傾向、性質です

それは彼には気づけません

完全に同化した彼には何のことか分かりません

忘れっぽい

落ち込んでいないで

ため息をついていないで

諦めないで

目を閉じて

深呼吸をして

心を落ち着かせて

後先考えず

あれこれ考えず

とりあえずやります

やり始めると動き出します

形になって来ます

わたしは少し忘れっぽいだけです

少し繊細なだけです

 

わたしにはまだ早い

わたしには難しい

何でわたしにこんなことをさせるのか

ブツブツ言っていないで

目を閉じて

深呼吸をして

心を静めて

「どうやればいいか」とか

あれこれ考えず

ただやり始めます

やり始めると動き出します

何とかなって来ます

わたしは少し忘れっぽいだけです

少し慎重なだけです

 

イライラしないで

バタバタしないで

焦らないで

立ち止まって

目を閉じて

深呼吸をして

心を静めて

できるだけ考えず

ただやり始めます

やり始めると動き出します

出来て来ます

わたしは少し忘れっぽいだけです

少し余裕がないだけです

 

わたしはずっとそうやって来ました

ずっと出来て来ました

この言葉が信じられないなら

少なくとも何とかなって来ました

だからわたしはここまで来ることができました

正しさ

正しさとは何でしょう

例えば教科書に載っていることです

教科書と言ってもたくさんあります

著者によって中身が違います

正しさがたくさんあるということでしょうか

教科書に載っていても使えないものが沢山あります

使えない正しさにどんな価値があるのでしょうか

 

教科書は改訂されます

正しさは変わるということでしょうか

世界もわたしも絶えず変化し、進化しています

繰り返しのない常に新しい今を生きています

だから正しさも変わります

 

わたしは正しさに囚われます

正しさは完成されたもの、固定化されたものに見えます

「答えや真理はひとつで、どこかにあるに違いない」

わたしはそう思っています

それはわたしの思い癖に過ぎません

事実かどうかも分からないただの想像です

それでもわたしにはそれが事実に見えてしまいます

 

わたしは「本来は」という言葉を口にします

世界もわたしも絶えず変化し、進化しています

過去から未来へ

停止を知らない、後戻りのできない流れに生きています

そんな世界とわたしに

「本来は」ということがあるのでしょうか

 

人の数だけ教科書があります、人の数だけ正しさがあります

正しさは常に変化します

どうしてわたしはそんな正しさに囚われるのでしょうか

どうしてわたしはそんな正しさを振りかざすのでしょうか

どうしてわたしは「正しさ」などと言うのでしょうか

そもそも「正しさ」と言う必要があったのでしょうか

仕え事

見ていれば分かります

一人一人が違います

趣味嗜好、考え方、身体的特徴、能力

特に役割は違います

それは努力を必要としません

獲得するものとは思えません

初めから与えられています

ありのままの自分を知れば

心の中に深く入って行けばそれに出会えます

それは他人には分からないものです

親、兄弟でも分かりません

自分でさえも気づかないものです

 

わたしには当たり前で、誰もが持っていると思い込んでいます

例えば一風変わった視点やすごく微妙な感覚です

普段は忘れていても気づけば戻って来る心の場所です

なぜかできてしまうことです

それをしていると心地いいこと、心が弾むことです

それはすでに存在する職業や肩書ではないかもしれません

世界を変えるような大それたこと

大金を手にするようなことではないかもしれません

それでもそれはわたしにしかできません

それはやがてわたしに情熱をもたらします

それはわたしの仕事になります

 

心の声が聞こえるくらい静かにしてはどうでしょう

いつも、いつも誰かに会いに行くのを止めてはどうでしょう

答えを時流に求めないようにしてはどうでしょう

他人や外側に求めないようにしてはどうでしょう

答えは内側にあります

心にはセンサーがあります

気持ちのいいもの、心が悦ぶものを知っています

 

なぜかできるものがあります

特別なものではないかもしれません

今思っていることではないかもしれません

すでに存在する職業や肩書ではないかもしれません

それでもそれはわたしにしかできません

それはやがてわたしに情熱をもたらします

それはわたしの仕事になります